Artek | SIENA コットン・コーテッドコットン生地

アルテックのキッチンファブリック製品でおなじみのシエナ柄に、メートル単位でカット購入できる布が加わりました。シエナはアルヴァ・アアルトが自邸の室内のために1954年にデザインしたパターン。単に角丸の長方形が規則的に並んだ柄に見えますが、実はラインがパキっとした直線ではなく、よく見ると手書きのようなアバウトさがあります。モダンな柄なのにどことなく人間味のある優しさを感じる。そんなところがシエナ、H55に共通するアルテックファブリックの魅力です。

素材はキッチンファブリックと同じコットン生地のタイプとこの生地に撥水加工が施されたコーテッドコットン生地の2種あります。コットン生地はキッチンファブリック類とまったく同じ素材で、一般的な薄手のコットン生地。使ったら普通に汚れていくので洗濯を繰り返して使うタイプです。 コットンならではの柔らかな風合いで、小物を作ったり、クッションカバーやカーテン、テーブルクロスなど縫製加工して使うのに向いています。これに対しコーテッドコットン生地はコットンの柔らかな風合いは薄れますが撥水加工されているため汚れにくくコーヒーや醤油、ソースなど色の濃い液体をこぼしてもすぐに拭き取ることでシミや汚れを防いでくれるのでテーブルクロスとして使うと最高に便利です。汚れと洗濯の手間がネックになってテーブルクロスに手が出せなかった方や小さいお子様のいるご家庭では間違いなく重宝するはずです。撥水加工といってもよくあるビニールコーティングのようなツヤツヤしたがっかりな生地ではなくアルテックのコーテッド生地は無加工のコットン生地と見た目の質感がほぼ変わらないのが最大のポイント！通常のコットンに比べると、触れたときに若干ゴワっとしたコーティング感がありますが生地自体の見た目は無加工のものとほとんど区別がつかないくらいです。さらにコーティングされているおかげで生地をカットした際のほつれができにくく、はさみでカットしたそのままの状態でテーブルクロスや、目隠し用の布に使うことができるのでミシンを持っていない方や縫製作業が苦手な方にとってはこの上なくありがたい生地です。もちろん普通のコットンと同じように縫製加工できますので小物作りもお好み通りです。

テーブルって部屋の中でかなり面積を占める部分で、テーブルクロス一枚用意するだけで部屋の雰囲気が一変します。なんだかそこから盛り上がっちゃってお花を用意してみたり、ちょっと手の込んだ料理にチャレンジしてみたりと、アルテックの布に限らず数枚のテーブルクロスを取り揃えておくと、いつもの食卓がぐんと楽しいものになります。2mで大体150cm幅前後のテーブルまでカバーできます。テーブル奥行きが90cm以下になると生地幅方向で布があまり気味になりますのでその場合はカットしたり、縫製したり、気が向いたときに加工してください。コットン生地の場合、個人的には耳あり状態がカッコいいと思っているので多少長くても無理にカットせず、もし縫製するなら生地幅方向の2辺だけにしちゃうかな。こんな感じですごく気楽に考えると気負いなく使えていいですよ。

シエナは柄の抜けた空白ラインが2箇所に入る連続パターンのリピートとなります。（カット位置は写真と異なります）コットン生地は両耳ありで片側のみにブランド名、デザイナー名、商品名が入り、コーテッドコットン生地は両耳がカットされた仕様になります。

ラッピング、熨斗には対応していません。