1945年に創業し、現在は自然素材を中心とした生活道具を扱う荒物問屋『松野屋』。
荒物とは、現在ではあまり耳にしなくなった言葉ですが、ほうき・ちり取り・ざるなどの簡単なつくりの日用品のこと。
松野屋では、国内やアジアの町に直接足を運び、町工場や閑散期の農家などで作られる日用品などを仕入れると同時に、生産者とともに今の時代のニーズにあったオリジナル商品を開発してきました。
長い年月をかけて培われてきた手工業製品は、日常に使いやすくて今の暮らしにしっくりと馴染んで良い仕事をしてくれます。
日々の生活を豊かに彩ってくれる暮らしの道具たちを幅広く取り揃えています。

しなやかでとても丈夫な、篠竹のかご。
長い冬の間の手仕事として、古くから受け継がれてきた竹細工。
職人さん達の手で丁寧に編み込まれた篠竹のかごは、編み目がとても美しいのが特徴です。
篠竹は、岩手県の山間部に自生している鈴竹(すずたけ)とも呼ばれる、とっても細い竹のこと。
しなやかで弾力性のある性質を活かし、古くから数々の優れた暮らしの道具のとなりました。
使い込むほどにやや黄色がかり、艶が増し、美しく味わい深く変化していきます。

こちらの『篠竹サンドイッチかご』は、食パンで作ったサンドイッチがぴったりと収まる大きさ。
フタを開けた時にぴしっときれいにサンドイッチが並んでいるのが可愛らしく、さっと作ったサンドイッチも特別感のあるお弁当に。
ランチタイムをより楽しくしてくれる、そんなお弁当箱です。

竹かごは美しい見た目とともに、通気性・吸水性がよく、抗菌作用もあり、それでいてお手入れが簡単なのも特徴のひとつ。
その編み目により湿気がこもらず、美味しさが長持ちします。

サンドイッチ以外にも、時にはおにぎりとおかずを入れたり、おやつを入れたり。
また、裁縫箱としてや文具入れとして使うなど、いろんな使い方ができそうです。
古き良き日本のものづくりから生まれた道具は日常に使いやすく、今の暮らしにもすっと馴染みながら大活躍。
手仕事のあたたかみが感じられるお弁当箱は、使うほどに愛着が増していき、長く使えるのもうれしいですね。