ジャンカルロ・ピレッティがデザインした、折りたたみ・スタッキング可能なサイドチェアです。

プリアチェアは、1967年、ミラノの見本市で発表されました。当時としては新しい素材だったプラスティック製の透明なシートとスチールフレームの組み合わせ、優れた構造美によって大きな注目を浴びました。

以降、全世界で700万台以上販売され、MoMAの永久収蔵品に選定されているほか、数々の賞を受賞。
戦後の家具デザインの世界に革命をもたらしたマスターピースです。

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折りたたみ時には厚さ5cm以内のフラットな形状になるミニマルなデザイン。
この構造は、現代の折りたたみチェアの原型となったことでも知られています。
立ち上げた状態でのスタッキングも可能で、収納面にも大変優れたチェアです。

プラスチック製の透明なシートには独特のカーブとくぼみが施され、座りやすさも考えられています。
また、背もたれ/座面とも幅広いので、非常に安定した座り心地です。

様々な場所で様々なコーディネートを楽しんで頂けるチェアだと思います。

1940年イタリア、ボローニャ生まれ。ボローニャの美術アカデミー卒業後、カステッリ社のデザイナーとして勤務。1970年代後半からエミリオ・アンバースと人間工学に基づいた椅子「バーテブラ」、「ドーサル」を共同制作し、これらのデザインはそれぞれコンパッソ・ドーロ賞とインダストリアルデザイン賞を受賞。
代表作である「プリア」はニューヨーク近代美術館のコレクションにもなり、20世紀の折りたたみ椅子の名品と称され、今なお世界中で愛され続けている。

1877年設立のイタリアの家具メーカー。現代の折りたたみ椅子の原型となった「プリア」がMoMAの永久収蔵品に選定。その他にも多くの名品を生み出し、オフィス家具メーカーとしての地位を確立している。