よしざわ窯について

ストア:よしざわ窯掲載日:2023/04/07

器と楽しい日々を

私たち「よしざわ窯(よしざわがま)」は、栃木県にある益子町(ましこまち)という焼き物の町で器づくりをしている製陶所です。
ものづくりが好き!器が好き!なメンバーが集まり仕事をしています。
実店舗はなく、製作した器はネットショップで販売しているほか、年に2回開催される「益子陶器市」にも参加しています。

モットーは「器と楽しい日々を」。
毎日の食卓がちょっと楽しく、料理をつくる元気が出てくる、そんな器をお届けできたらいいなと思っています。

製作している器は、年間約700種類。すべてオリジナルデザインです。
手作りのため全体的にいびつな形で、同じデザインの商品でも形や釉薬(ゆうやく)のかかり具合・色の出方・柄などが多少異なります。また、テーブルに置いたときに若干のがたつきが感じられるものもあります。
手作りの風合いや、器ひとつひとつの個性を楽しんでいただけると嬉しいです。
もし「まっすぐ」とか、きれいな「まる」といった形やラインの整った器をお探しでしたらおすすめできません。
ご不明な点などがございましたら、お気軽にお尋ねください。


よしざわ窯の仕事

器の形を作る

製作する器は、まずはデザインを決めるところから始まります。
大きさ・形・絵柄などなどを決め、設計図のようなものを書くところからスタートです。
この設計図をもとに、器を製作するための「石膏型(せっこうがた)」を作ります。
出来上がった「石膏型」の上に、板状にスライスした粘土(ねんど)をのせ器の形を作っていきます。
この作り方を「たたら作り」と呼ぶのですが、よしざわ窯の器は主に、この「たたら作り」で製作しています。
この「たたら作り」のほか、よしざわ窯の器づくりの方法には、「泥しょう(でいしょう)作り」「鋳込み(いこみ)作り」などの方法もあります。それぞれの器の形の特性に応じて、作り方を選んでいます。

形ができたら、飾る作業

粘土で器の形を作ったらそれぞれの器の仕上がりに応じて、泥掛け(どろがけ)をしたり、加飾(かしょく)をしたりします。そして、最後には釉薬(ゆうやく)をかけます。
泥掛け
泥掛け
加飾
加飾
釉薬がけ
釉薬がけ

そして窯の中に

釉薬がけまで終わったら、次は焼成です。
窯(かま)の中に並べていきます(正確に言うと、窯の中に入れる台車の上に器を並べていきます)。
そして、約20時間1200度くらいの温度で焼成します。
そして、焼きあがった器は写真を撮りネットショップで販売しています。

私たちの仕事は「器をつくって販売する」ということなのですが、その大きなくくりの「仕事」はたくさんの小さな仕事の集まりでできていて、実際に私たちが毎日取り組んでいるのはそれらの「小さな仕事」です。
例えば「どんな器をつくろうか」と話し合ったり、粘土で器の形を作りながら世間話をしたり、ラジオを聞きながら加飾作業をしたり、釉薬のことについて立ち話をしたり、考え込んだり。料理を作ったり、こうして文章を考えたり、空や森や田んぼを眺めたり。どれもこれも大事な小さな仕事です。

これらの細かくて小さな仕事のひとつひとつに、みんなで機嫌よく取り組んでいけたらいいなぁと思っています。
作っているときも、写真を撮ったり文章を書いたりしているときも、ご飯を食べるときも、いつでも「器と楽しい日々を」送りたいなぁと思っています。

ストア紹介

よしざわ窯

「器と楽しい日々を」をモットーに、栃木県益子町で器づくりをしている製陶所です。 年間に製作する器の種類は約700種類。すべてオリジナルデザインです。店舗はなく、製作した器は自分たちで運営している生活陶器...もっと見る