器の取り扱いについて

ストア:よしざわ窯掲載日:2023/04/07

器を使い始めるときには

陶器は吸水性があるため、白い器はお茶や珈琲、お醤油等の色の染み込みが目立ってしまいます。
それを防ぐために、お使いになる前に必ずキレイな水に30分ほど浸し、その後十分に乾かしてからお使いください。
乾かすときには、器の裏側の釉薬がかかっていない部分を表にしておくと効果的です。この部分から器の中の水分が外に逃げていきます。
普段ご使用になる際も、軽く水に濡らしてからお使いいただくと汚れが染み込みにくくなります。

それでも、長い年月の間にはどうしても汚れが染み込んでいってしまうものです。
ですが、陶器はその「変化」を楽しむもの、育てていくものとされています。
ぜひ、みなさんも器に素敵な歴史を刻んでいってください。

食洗機・レンジにお使いいただけます

よしざわ窯の器は、商品名に<金彩>とついた金彩を施しているもの以外は、電子レンジ・蒸し器・食洗機をご使用いただけます。
また、<オーブン使用可>とあるものは、オーブンにもお使いいただけます。
すべての商品は直火にはお使いいただけません。

また、電子レンジ・蒸し器を使用することで、陶器が割れてしまうということはありませんが、熱い器の急な冷却は破損の原因になりますので、避けてください。
キズ・ヒビのある器は、電子レンジ・蒸し器・食洗機を使ったことがきっかけで割れてしまうことがありますので、ご使用を控えてください。

*業務用の食洗機ではお使いにならないでください。
また、陶器はぶつけたり、落としたりすると割れてしまいます。
「ふち」や「持ち手」「つまみ」部分は、特に壊れやすいです。
食洗機を使用するとき、手洗いするときなど、器がぶつかり合わないようにご注意ください。

メタルマークについて

ホワイトやグレー等の色の薄い器では、ナイフを使って皿上で食べ物を切った後に「メタルマーク」とよばれる跡がついてしまうことがあります。
これは、陶器よりも金属の方が弱く、摩擦で欠けてしまった金属の細かいかけらが陶器の隙間に入り込んで残ってしまうというものです。
洗っても落ちない傷がついてしまいますので、色の薄いお皿でのナイフのご使用はお控えください。

漂白剤のご使用について

陶器には吸水性があります。そのため、漂白剤を吸収してしまう可能性がありますので、お使いにならない方が良いと思います。

梅雨の時期、カビにご注意を

雨の日が続く梅雨の時期は、器たちにもカビが生えやすい季節です。
器自体には「カビ」の養分はありませんので、器に付着した食品の洗い残しが「カビ」の直接の原因です。また、陶器は吸水性があるため表面は乾いていても、内部に吸った水分をきちんと取り除く必要があり「十分な乾燥」が一番の対策になります。

カビが生えてしまった器は、基本的には洗えばまた使うことができます。
ですが、気になる場合には、煮沸消毒をお勧めします(その後、良く乾かしてください)。

それでもカビが取れないという場合は、市販の「台所用漂白剤」を使用するとキレイになります。その場合は次のことにご注意ください。

*漂白剤に浸す前には、十分な時間キレイな水に浸しておく
*漂白剤に浸した後もキレイな水にしばらく浸しておく
*中性洗剤で洗って、十分に乾燥させてから使用する

また、扉のある食器棚をお使いの場合、中に湿気がこもらないように扉をこまめに開けておくことをお勧めします。

便利に、丁寧に

器を使っていく中で、少しずつ汚れてしまったり、または時に割れてしまったりすることは避けられません…。器は「割れ物」ですから、ぶつけたり、落としたりなどちょっとした衝撃でも割れたり、欠けてしまいます。気づかないうちに、縁が欠けていた!(涙)なんていうことも、たまにあります。

でも、壊れたり汚れたりすることを恐れてしまっておくより、やっぱり器は色々なお料理をのせて、楽しく毎日のテーブルの上で使ってこそいきるものだと思います。食洗機や電子レンジも使えた方が便利だとも思います。

「便利に、丁寧に」
お使いいただく皆さんが、それぞれにご自身に合った器との付き合い方を見つけていただけたらと思います。

ぜひ、長くご愛用ください、
ストア紹介

よしざわ窯

「器と楽しい日々を」をモットーに、栃木県益子町で器づくりをしている製陶所です。 年間に製作する器の種類は約700種類。すべてオリジナルデザインです。店舗はなく、製作した器は自分たちで運営している生活陶器...もっと見る