ドルマンTシャツとかたちの話

ストア:entwa掲載日:2023/03/19

entwaのドルマンTシャツ

こんにちは、entwaです。
季節も春めいてきて、華やかな色が気になる季節になってきましたね!

今回は、先日ご紹介した春色の「ドルマンTシャツ」を、ものづくりの視点からご紹介いたします。

バランスとメリハリ

ひとくちにドルマンスリーブ、と言っても世の中には形も様々。
entwaでは、着合わせた時のバランスとメリハリを、特に意識してかたち作っています。
 
肩の切り替え位置とその角度。
立ち上がるボトルネックの首元の、形状と高さ。
袖口の幅、着丈などなど…

ゆったりとしリラックス感は残しながら、身体の華奢な部分はしっかりと見せるシルエットを作りたい。
そんな思いからドロップショルダーと引き締まった袖口が特徴的な、日常の動作を妨げないコンパクトな作りに仕上げました。

シンプルさゆえにアレンジの幅を

袖を捲ってもシルエットや、着用に負担なくそれでいて開き過ぎない首元など、アレンジが楽しめるのも嬉しいポイント。
着丈も、パンツ派もスカート派も、着る人それぞれの楽しみ方ができるよう、ボリュームあるボトムとも相性の良い短めの設定に。

どれをとっても、それが数cmずれるだけで全く印象の違うものになってしまいます。

ドルマンTシャツ、元の元のお話

ドルマンTシャツは、entwaの源流である kaze no sumika から生まれたかたちの一つ。

オーナー村上が海外へ買い付けに赴いた際に見かけた、街中を颯爽と歩く素敵なファッションからピピピ!
たっぷりとしたトップスに、キュッとすぼまったパンツを履き、自然な袖捲りで歩くその方の佇まいからインスピレーションを受け、帰りの飛行機の中で、居てもたっても居られず、デザインを描き起こしたのが始まりです。
その時に見た絶対的な印象を、ずっと根底において
何度もかたちのリニューアルを繰り返しているドルマンTシャツ。

手を伸ばしても、裾がめくれすぎないよう肩のカーブを調整したり、
腰のラインが恥ずかしくならないように、前と後の着丈にちょっぴり差をもたせたり。

質と実を伴って、常にいいかたちでありたいな、と思っています。

生地選びも大切な要素

日常着としての心地よさを保ち、ルーズ過ぎずに背筋をやわらかくスッと伸ばして過ごせるもの。
デザイン面でも、実用面でも、私たちの思い描くシルエットをかたち作ることのできるもの。

コットンベアテレコとULTIMA天竺は、そんな思いを込めて選び、たどり着いた生地です。

それぞれの生地は、伸縮性や伸び率も違います。
伸びの良いテレコは、伸びを加味した寸法で縮ませて。
比べて伸びの少なめな天竺の場合は、首元の寸法やカーブを見直して。
シルエットに影響の出ない範囲で、心地よく着られるよう調整をしています。

抜群の伸縮性をもつベアテレコの着心地と、上品な印象のULTIMA天竺。
皆さまはどちらがお好みでしょうか。

今回ご紹介したアイテムはこちら

entwa|ドルマンTシャツ ULTIMA天竺
entwa|ドルマンTシャツ ULTIMA天竺
13,200円
ストア紹介

entwa

「日常と発見をつくる服」 体の動きに沿う曲線を取り入れた シンプルなデザイン 遊びは素材と小さなディテールで。 いつまでも想像力が膨らむ ほんの少し特別な日常着を。もっと見る

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