[和彫と洋彫の違い]KARAFURUのアトリエより

ストア:KARAFURU掲載日:2020/05/16
金属に様々な表情を吹き込む彫金。

ジュエリーの装飾で和彫、洋彫と聞くけれど、何が違うの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。和彫と洋彫それぞれに特徴があります。

日本古来、日本独自の彫金技術の和彫に対して、西欧の伝統的な彫金技術の洋彫。洋彫で思い浮かびやすいのはハワイアンジュエリーでしょうか。

和彫で入れた月や流れ星(鍛造の指輪 透-TOU-に一周和彫をプラス)
和彫で入れた月や流れ星(鍛造の指輪 透-TOU-に一周和彫をプラス)

和彫

和彫は加工品を台に固定して、金槌で鏨(タガネ)を叩きながら“手前に”彫り進めます。
「コンコン」と刃が進むイメージです。深く、勢いのある線が彫れるため、迫力があり、ダイナミックで立体的な表情を出せます。
面が光を反射しキラキラと輝き、深い彫りによる陰影によって豊かな表情が生まれます。
力強い表現が得意です。
KARAFURUの職人さんの和彫は、息をのむほど精緻で美しいです。
こんなに細かい花びらや葉も、見事に伸びやかに表現してくれますよ。
和彫という技術で描かれた線に、命が吹き込まれてゆくようです。

洋彫

洋彫は金槌を使わず、加工品を動かしながら手の力のみを使って、柄付きタガネで“前に”彫り進めます。
「スーッ」と刃が進むイメージです。
現在では安全に力を使わずに彫れる電動の洋彫マシーンもあります。彫りを指先の感覚でコントロール出来るため、繊細で滑らかな表現が得意。
シンプルで線的な表現で、細かく複雑な模様も彫ることが出来ます。


日本での彫金の歴史

日本の彫金の歴史は古墳時代後期から始まったと言われています。
神社仏閣や仏具、兜や甲冑、刀、簪などの装飾の技術として受け継がれ、江戸時代には煙管や根付などの生活用品にも施されます。幕末、明治には多くの装飾様式・技法が生み出され最盛期を迎えました。


日本の伝統的な技術のひとつである和彫を活かしたジュエリーをKARAFURUではご用意しています。
長い時間を経て辿り着いた技術を身に纏ってみるのはいかがでしょうか。

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婚約・結婚指輪として以外にも、特別な指輪をつくってみたい方にもおすすめです。

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