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砂糖と卵白の世界

ストア:KOZLIFE掲載日:2020/08/08
こんにちは〜

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?


今日のブログは
”ferm LIVING Stories" です♪



今回ご紹介するのは
ルース・バリーの物語です。




クリエイターを志しながらも
アートシーンの歯車になることに
疑問を感じた日々。

自分の人生について考えた6ヵ月間。

ブーランジェになるべく修業したパリ時代。




ニューヨーク、ロンドン、パリ、
ベルリンと、自分を探して国を渡りあるき
常に時間をかけて、ゆっくりと誠実に
進んできた彼女の人生について知るとき、
自分のペースで人生を作っていく
素晴らしさを感じられることでしょう。



ルースのインタビューは
2週にわたってお届けします。



~ 砂糖と卵白の世界 ~



自分が愛するものを見つけ、
残りの人生でそれを成し遂げる。

多くのキャリアカウンセラーからの
最初のアドバイスは、
おそらくこんな言葉でしょう。

しかし、時にはまったく違うことをしたい
と思うことがあります。



Ruth Barry
ブーランジェ
Ruth Barry
ブーランジェ



スコットランド出身のルース・バリーは
華々しく、テンポの速いロンドンの
アート界でのキャリアと引き換えに、
ペストリーという未知の世界に飛び込みました。



6年前、
安いオーブンといくつかの焼型以外何もない中、
ルースはドイツで有名な新聞
“Tagesspiegel”によって
いまベルリンで最も優れたパティスリーの
1つに選ばれたベーカリー、
Black Isle Bakery(ブラックアイルベーカリー)
を始めました。




私たちがルースにあったのは
ベルリンにある彼女のキッチンでした。
ここは、彼女がこの1年、
起きている時間のほとんどを過ごしてきた場所。


このキッチンで、魔法が生まれるのです。




Black Isle Bakery は
高級ファッションブランドと
小さなギャラリーが立ち並ぶ
ベルリン・ミッテの LinienstraBeにあり、
アートインテリアとオーナーの溢れ出る
個性がよくマッチしたお店です。


~ 苦労の1年目 ~


ルースはいわゆる
昔ながらのブーランジェではありません。


彼女はエジンバラ芸術学校に通い、
彫刻を学びました。
3年後卒業し、芸術家になることを夢見て
ニューヨークに渡りました。
グッゲンハイム(美術館)で
インターンシップとして経験を積んだのち、
ロンドンへ移り住み、のちにマネージャーに
なることになるギャラリーで働きはじめました。


しかし、夢の実現に思えたものは、
全く彼女が思い描くかたちではなかったのです。




(Ruth)
「世界的に有名な芸術家たちとともに、
素晴らしいプロジェクトに携わってきました。
けれど、私はクリエーターであり、
アート界を動かす歯車の一つには
なりたくなかった。
もう一度クリエイティブになりたかったのです」



キッチンでレモンカードを混ぜながら、
彼女はそう語ります。
彼女は自分探しのために
6ヶ月もの期間を自分に与えました。

そうして、時は過ぎ、
彼女は仕事を辞め、パン作りを学びはじめたのです。



その後、パリの有名ペストリー
Du Pain et Des Idees(デュ パン エ デジデ)
でのインターンシップを見つけました。

そして幸運なことに、
この砂糖と砂糖と卵白の世界のために
ファッション業界のキャリアを捨てた
Christophe Vasseur(クリストフ バスール)
のもとで働きました。


それこそが、ルースにとっての
重要な一歩だったのです。




(Ruth)
「私には、母や祖母がパンを焼いていた、
というように、
家族から受け継いだものはありません。
専門家から学ぶ必要があるとは
自分でも分かっていました。

パリでは誠実さと、物事を為すには
時間がかかるということについて、
多くを学びました。
ズルなどをせず、努力するのです。
これは貴重な経験でした」



そう彼女は強調すると、
溶けたバターがちょうどいい温度に
なってきました。

ロールケーキ用のレモンカードと
クリームチーズをつくりながら、
彼女は、おとぎの国のような
スコットランド半島ブラックアイルでの
幼少期から、今ベルリンで最も優れた
パティシエの一人になるまでの道のりを
教えてくれました。





ブラックアイルベーカリーは
当初から現在のようなかたちでは
ありませんでした。


ルースはまず、ロンドンでのイベントや
パーティー用のケータリングからスタート。

2014年、彼女はお店ととともに
人生の拠点をロンドンから
ベルリンへと移したのですが
そこは、友人や家族、人脈からの
サポートがない、
全く0からスタートする必要がある場所でした。



(Ruth)
「誰も知り合いがいないという点で、
ベルリンはロンドンとは違っていました。
ここでは、良いモノを求めなければいけませんでした。
なぜなら、私は初めて、
自分に投資する価値があると
人々を納得させなければいけないのです」



苦労の1年目を経て、
彼女はいま、この移住に満足しています。




(Ruth)
「ベルリンは食の革命に向けて、
次のステップに進む準備ができています。

私たちは今、ワクワクするような時代の
真ん中に立っているのだと思います。

食のシーンは劇的に変化していて
それは、限られた選択肢や品質も
平均的なものしかない場所が
ストリートフードからミシュランの
高級レストランまで、あらゆるものが集まる
るつぼになりつつあるのですよ」






ここまでの前半パート、
いかがでしたでしょうか?



自分の人生に対し
「せっかくコレを学んだのに」
とか
「ここまでやってきたんだから」
なんて思って
人生の舵を新しくきることって、
簡単なことではありません。



6ヵ月という時間を
しっかり自分に掛けてあげたことで
生きる道を探せたルースさん。


この『休憩時間』のような期間の
取り方は、デンマークでもよく見かける光景。
(彼女はスコットランド人ですが…)



日本にもぜひ広がってほしい
素敵な考えであり、文化だと思います。




ぜひ、次回もお楽しみに♪
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