手織り、草木染で、世界中から愛される北タイのジョムトン地方から、PaaTooMuuシリーズが届きました。
定番のワイドパンツは、両脇に手でたたまれた細やかなタックが魅力の1枚です。
熟練の技で畳まれた16本のピンタックがつくるきれいな縦ラインが、全体をすっきりとしたシルエットに仕上げてくれます。
きれいなフレアーラインなので、パンツでありながらもスカートのような優雅さ。
合わせるトップスや靴によってどんなイメージにも合わせられる万能シルエットです。
ウエストは総ゴムで締め付け感がないので動きやすく、ずっと履いていたくなるような軽い履き心地が魅力です。
便利な両脇ポケット付き。
タイの森の木々を思わせるような柔らかなベージュは黒檀の実から染めた色合いです。
手織りでしか表現できない不均一で素朴な美しさもこの生地の魅力です。
足回りはゆったりとしているのでレギンスやレッグウォーマーなどと合わせやすいサイズ感です。
インナーと組み合わせることで、寒い日にも楽しんでいただけるパンツです。
生地は綿100%の中厚のタイ・ジョムトン地方の伝統的な手織り生地。
黒壇の実で染めた柔らかな色合いと手織りならではの味わいのある生地です。
タイの北部、チェンマイ市内から2時間ほどのジョムトン地方に伝わるジョムトン織生地。
伝統的なコットンの手織り布として有名です。
シサムの生地はこのジョムトンのすぐお隣「ホート」という地方で作られています。
家内制手工業で、それぞれの家庭、村単位でジョムトン織を行っています。
染めや織りを行うのは、高床式のおうちの一階部分です。
「ホート村」は草木染でも有名です。
多くの色を、周辺で採れる実や木の皮などから染めていきます。
草木染は、かせ染めと呼ばれる方法で、糸を、かせ状にくるくるまとめたものを、染液につけたり、焚いたりして染め上げます。
それを自然乾燥させてから、機にかけて、織っていきます。
つまり、ひと枷ひと枷で、染まり具合が違うので、織っていくと、1mぐらいずつで色の濃淡に差が出ることもあります。
完成した糸をつかって、次は織機で生地にしていきます。
カラリと横糸を通し、大きな櫛のようなものでトントンと、打ち込みます。
次に、左から右へ横糸を通して、またトントン。
足も縦糸を交互に上げ下げするためのペダルを踏むので、トントンと始終動いています。
人間の手加減で全てが進むため、打ち込みの力が少し強ければ横糸が詰まり、逆に弱ければ、薄くなって織れていきます。
今回の手織り生地の一部でも、赤い糸の飛び込みや、擦れのような表情が目立つものがございますが、手仕事の味としてお楽しみいただけましたら幸いです。
タイの作り手の手仕事が生み出す色の「味わい」、織りの「味わい」をぜひお楽しみください。
PaaTooMuuシリーズの縫製を行っているのは、タイ・チェンマイの小さな工房の作り手たち。
工業用ミシンを使いこなす熟練の技術はまさにプロフェッショナルです。
タイ語でPaa=布、Too=織る、Muu=手
現地を訪れたsisamの副代表が、その美しさに敬意を表して名付けました。
PaaTooMuuコレクションは、フェアトレードNGOを通してのものづくりは行っておりませんが、
現地の作り手と一緒に長年手仕事の魅力を伝え続けてきたsisamの定番ブランドです。
sisamでは9号サイズ、身長158cmの標準体型を基準にして製品作りをしています。
PCモニターや携帯電話の機種・設定によって、商品の色合いや素材感などが実物と異なって見える場合がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。
sisamの取り扱い品のほとんどは、作り手の家や小さな工房内で手仕事により作られています。
多少のゆがみやきず、不均一さといったものは、天然素材や作り手によって生まれた個性と考えています。
手仕事品の証として、お楽しみいただけましたら幸いです。
ですがフェアトレードの現場において、どこまでを手仕事や天然素材の味として許容できるのかという問いは、常に問題意識として持っています。
ものづくりの技術や設備は年々向上していますが、まだまだ未熟で発展途上にあることも実情です。
ご購入後、商品について気になることがございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
モデル160cm