これまで5色展開だったオリジナルバターケースに、この度新色「ライラック」と「グレー」が登場しました。バターケースとしてだけでなく、調味料入れ、スタッキングした時の雰囲気など、日常で使う様々なシーンを想像し、あったらいいな、と思う色のものを作りました。
一見個性的に見えますが、ニュアンスカラーが生活にすっと馴染むライラック。シンプルな色味で入れたものを引き立て、使うシーンを選ばないグレー。どちらもカラーテストを繰り返し、ようやくたどり着いた新色です。みなさんの定番品になれますように。
1色で統一しても、好きな色を組み合わせても使えるよう、これまでの5色のバターケースとの相性も考えて色を選びました。もしすでにいずれかの色をお持ちなら、新色を加えてみるのもおすすめです。冷蔵庫や台所、そのまま食卓にぽんっと出ている姿を想像しただけでワクワクしてきます。
それぞれの色の詳細はページ後半でお伝えします!
2021年5月入荷分より、釉薬を変更した関係でエメラルドの色合いが少し変わりました。釉薬が流れる表情が豊かで、あえて均一でない味わいを楽しめるバターケースですので、すべてが均一な色合いではありません。ぜひそれぞれのバターケースが有する個性をお楽しみください。
長野県上田市の陶芸家阿部春弥さんがデザインを監修し、愛知県瀬戸市のメーカー、窯元、わざわざの4つが協力して作ったわざわざオリジナルのバターケースです。
※2021年5月入荷分より、釉薬の変更によりエメラルドの色合いが写真より濃い色合いとなっております。(ご利用のブラウザ、モニターの性能、設定により商品の色が異なって見える場合がございます。)予めご了承ください。
わざわざオリジナルとして初めて作った阿部春弥さんのバターケースは、毎回入荷してもすぐに完売してしまうほどの人気で、常設ができない状況でした。一人で作るものですから多くは作ることができません。だけど、年々問い合わせは増えるばかりのバターケース。メーカーと量産したいと思いながら、数年が経過していました。
去年出会うことができた瀬戸市のメーカーと阿部さんとわざわざで協議を繰り返し、量産がスタートしました。「作家もの」と「量産」。皆さんは、量産だとオートメーションをイメージするのではないでしょうか?ですが、今回のバターケースは手仕事に近い形で生産されています。
今回は圧力鋳込みという技法を使って作っています。
(1)粘土を練り、(2)石膏型に圧力をかけて流し込み、(3)型から外し、(4)乾燥させ、(5)素焼きの後、(6)ろうを引き、(7)釉薬をかけ、(8)焼成し、(9)仕上げをして作品が完成します。その後、梱包の工程をはさみ、わざわざに到着。オンラインストアに掲載され、注文を受けて出荷。こうして皆さまのお手元に届きます。
工程の全てに、人間が関わっています。おおよそ300kgの粘土を練るのは機械ですが、そこに粘土を入れるのは人、水分量をコントロールするのも人です。圧力をかけるのは機械ですが、重い石膏型を運び、並べ、型を外すのは人です。釉薬をかけるのも人、想像よりずっと手仕事です。そして、要所要所に様々な経験と技術が活かされています。
藍色は艶があり濃い色合い。マスタードは輝くような黄色です。新色のグレーはしっとりしたシンプルな色。こちらも新色ライラックはニュアンスカラーで紫といえど馴染みやすい色合いです。ビスクは唯一釉薬をかけていないマット仕様で、土の素地がそのまま出ており、素焼きの質感です。中は白の釉薬がかかっていて、バターがそのまま染み込むことはございませんのでご心配なく。エメラルドは透明度の高いクリアな質感が魅力です。飴は濃い茶色が輝く飴釉薬。お好みのものをお選びください。
※2021年5月入荷分より、釉薬の変更によりエメラルドの色合いが写真より濃い色合いとなっております。(ご利用のブラウザ、モニターの性能、設定により商品の色が異なって見える場合がございます。)予めご了承ください。
より生活に馴染む色をお探しならこちらがおすすめ。この中の色で組み合わせてもかわいいです。
彩りを加えたり、差し色のような使い方ならこちら。食卓が明るくなります。
※2021年5月入荷分より、釉薬の変更によりエメラルドの色合いが写真より濃い色合いとなっております。(ご利用のブラウザ、モニターの性能、設定により商品の色が異なって見える場合がございます。)予めご了承ください。
重ねて収納できるように上部がくぼんでいます。200gのバターを半分に切って重ねて入れるとぴったり入るサイズです。塩や砂糖壺にしてもよし。梅干しや漬物、常備菜を入れてもよし。冷蔵庫から食卓へ直接出す事ができて便利です。蓋と本体を色違いで組み合わせて使用してもまた違った雰囲気を楽しめます。
器に凹凸がついて浮き上がったような模様をつける技法を陽刻と言います。ろくろでひいた器を石膏で作った型にはめて模様をつけるのですが、阿部さんの陽刻はとても細かく繊細な模様が特長です。釉薬が陽刻の模様を浮き上がらせ、目に鮮やかな美しさです。
このバターケースはあえて、人が作ったとわかるような仕様を目指しました。均一化よりも人間化。流れる釉薬の表情、陶器の土感、焼き色。どれ一つとっても同じものはありません。人間が均一を目指しても均一には絶対になりません。あえて表情豊かなモノづくりを目指しています。わざわざはその均一でないものを問題ないという認識としてスタンダートにしたいと思っています。人間が作っているものは必ずブレる。そのブレを理解していただき納得して買ってくださる方にお届けしたいと考えております!
パンと日用品の店わざわざでは、「自分たちが使って良いと思うものを販売する」というスタイルの元、世の中に販売されているものの中に自分たちが使いたいものが見つからない時は、ルールをもってオリジナル製品を作っています。
コンセプトと作り方と売り方が一致するように、欲しい商品を作りたい。そんな気持ちからわざわざのものづくりは始まり、日々リニューアルを重ねながら進化しています。
定番品しか作らないわざわざのオリジナル商品は、こうして作られています。
・手作り品のため商品によって誤差がある場合がございます。
・電子レンジでのご使用は推奨致しません。
・食器洗い洗浄機のご使用はおやめください。
・使用後は水につけっぱなしにせず、乾燥させて保管してください。カビや匂いの原因になります。
手作り品の為、ひとつひとつが微妙に違います。お客様都合での返品、交換につきましては配送料をお客様のご負担でお願いいたします。未使用品であっても、大きさ、デザインもしくは色のイメージ違いによる返品・交換はお客様都合になります。ご利用のブラウザ、モニターの性能、設定により商品の色、素材感等につきましては、 現物と若干の違いが出る場合がございます。あらかじめご了承ください。
左:ライラック 右:グレー