2016年、有田焼が誕生して400年という節目の年に、世界で活躍する16組のデザイナーと共に誕生した陶磁器ブランド「2016/」。 歴史ある有田焼の伝統と、現代のデザイナーによる革新的なデザインを融合させたプロジェクトです。

こちらは、プロダクトデザイナーである藤城成貴さんがデザインしたシリーズです。
幾度となくフォルムやデザインの試行錯誤を繰り返し、使いやすさとデザインのバランスを探り、美しい商品を生み出しました。

また、400年に渡る有田焼の歴史を探求し、赤い色の優位性を発見しました。
有田では上絵付けのことを赤絵と呼び、昔から特別な色として使われてきましたが、藤城さんはこの赤に着目し、その色を中心にしたデザイン開発を行いました。
直線で構成された形状は、機能性を強調し、東洋、そして西洋の食卓のいずれにも調和する用途を持った、日常の道具となるシリーズです。

佇まいがとても綺麗なマグ。
300mlと、容量もたっぷりなサイズです。

他にないユニークな持ち手ですが、これが意外にも持った際にしっくりきます。
フラットな部分に親指を乗せると、安定して持つことができます。

底には2016/のロゴと、デザイナー藤城成貴さんのイニシャルである「SF」が彫られています。

非常にシンプルな円柱型のカップ。
歪みのない美しいデザインです。

シンプルな形状は、様々な使い方ができます。
カップとしてはもちろん、画像のようにフラワーベースにしたり、デスクの上に置いてペンケースにしたり。
ご自身のライフスタイルに合わせた使い方を。

美しいデザインのテーブルウェアは、普段の食事やティータイムも、さらに豊かな時間にしてくれます。おうち時間に、とてもおすすめの商品です。

1974 年東京生まれ。
大学で経済学部を学んだ後、桑沢デザイン研究所でデザインを学ぶ。
1998年より家具メーカーIDEEに入社し、定番商品及び特注家具のデザインを担当。
2005年に退社し、自身のスタジオshigeki fujishiro design を設立。
インテリアプロダクト、家具、展示インスタレーションなど幅広く活動する。
アイデアや機能を伝えるためのシンプルでスマート、普遍性を持ったデザインを手がけている。

「2016/」は有田焼の歴史と技術を継承するグローバルブランドです。四世紀もの間受け継がれてきた、職人による技と、海外で活躍するデザイナーの感性を融合させ、これまでにない、現代的な器のシリーズを開発しました。

1616年。九州の北西部に位置する有田の山の中で偶然発見された陶石の欠片は、人々の知恵と努力によって美しい陶磁器に姿を変え、400年もの間、世界中の人々を魅了してきました。歴史や時代に翻弄されながらも、有田の人達は探求を繰り返し、色あせる事のないものづくりの精神は今日の有田を支える人達に受け継がれています。

2016年。400年という節目の年に、世界の16組の優れたデザイナーと共に、新たな陶磁器ブランド「2016/」が誕生しました。