パン屋の仕事はハードワーク。特にわざわざは薪窯で焼いているので、すす汚れも付きます。そのためTシャツを頻繁に洗濯するわけですが、このような過酷な扱い方をすると普通のTシャツならすぐにボロボロになってしまうのです。

でも、このパン屋のTシャツは違いました。

たくさん着て、ガンガン洗っても大丈夫なように作ったからこそ、形を綺麗に保ったまま、渋く、深い、奥行きも感じる風合いに育ってくれました。この格好良さはまさに唯一無二で、パン屋の仕事に使い続けたからこそ、このように育ったのだと思います。

そう思うとこのTシャツ1枚に、パン屋の仕事に日々邁進してきたその人の歴史がつまっているように思えてきませんか？

パン屋のTシャツはyohakuさんにお願いして作っていただいています。いつもyohakuさんは着心地のよいTシャツを作られていて、長年パン屋のハードワークに耐えられるTシャツを探し求めていたわざわざと出会い、一緒にTシャツを作りました。構想から1年がかりで完成したのがパン屋のTシャツなのです。

特にこだわったのが耐久性と作業性です。どちらかを満たすTシャツはあるものの、両方を備えているTシャツは見つかりませんでした。適度な袖の短さ、しゃがんでも背中が見えない丈感。首元もヨレヨレにならず型くずれもしないし、着れば着るほど愛着がわく、パン屋のTシャツはそんなTシャツに仕上がったと感じています。

yohakuさんとの出会いから誕生したパン屋のTシャツは、今やわざわざオリジナルの定番となりました。現在ご用意しているパン屋のTシャツは反応染料で染めているので大きく色落ちすることはないのですが、全体がこなれてくるような経年変化を感じられます。

今の時期はまだ少し寒いので、インナーや羽織りで調整を。暖かくなってきたら1枚で着てみてください。生地にハリがあるので様になりますし、デザインがシンプルなので着こなしの幅が広く重宝します。沢山着て沢山洗って、自分に馴染む一枚に育ててみてくださいね。