大阪の老舗メーカー・木村石鹸の各商品が再入荷しました。木村石鹸を販売することは、わざわざにとっては待ちに待ってのことでしたが、たかが石けんが待ちに待った販売？と思いませんか？

弊社代表の平田は創業時の話をする際、よく言うセリフがあります。
「消耗品の選択がよくなれば、環境も健康状態も自然に変わっていくはずだ」。

わざわざのパンが、極力シンプルな原材料からできているのには、人間の中心にあるべきものが健康だという哲学から生まれています。毎日食べるもの・使うものが、環境負荷・健康負荷のかからないものになり習慣化してしまえば、意図せずともそうなってしまうという考えから、わざわざの商品は選択されているのです。

ねば塾や松山油脂の製品を扱っていながら、木村石鹸の取り扱いが始まったのには、少し理由があります。代表の木村さんは、合成洗剤と石鹸を緩やかに行き来する石鹸作りを行っています。環境負荷を考えると石鹸という選択に走りがちですが、現代の合成洗剤の作り方は変わってきていて、必ずしも水を汚してしまうわけではなくなっています。長い目で見た時への合成洗剤が及ぼす影響は、歴史ある石鹸に比べるとまだはっきりしませんが、選択として絶対にダメだとは言い切れないのかもしれません。

石鹸はとても衣類にも環境にも優しいものですが、お財布には優しくないです。合成洗剤に比べるとコスパが悪く日常づかいには少々躊躇する値段なのも確かです。ですが、綿やリネン・シルク・ウールなどの天然繊維との相性が抜群で、繊維に対しての負荷が少なく衣類を長持ちさせる効果があります。

また、そんな石鹸の性質上、少し心理的なハードルも高くなってしまい、合成洗剤の手軽さから比べるとよっこらしょという感はありますよね。週末にお気に入りの衣類をお気に入りの石鹸で洗ってみることからおすすめしたいと思います。木村石鹸のそまりシリーズは香りもオレンジで爽やかで、リンスをともに使うと洗いざらしの綿が少し柔らかくなり、洗濯が楽しくなる石鹸です。どうぞ、ファースト石鹸としておすすめしたい逸品です。

わたし達は毎日ものを使って暮らしています。毎日使うものをひとつずつ変えていくことが、社会や環境に対して大きな変化をもたらすことがあるということを、これからもわざわざはお伝えしていきたいと思っています。どうぞ、そのきっかけにおひとつ、木村石鹸のアイテムをいかがですか？