雑誌や情報サイトの占いでもお馴染み。
自分の誕生日の星座をご存じの方も多いのではないでしょうか。
わたしたちに馴染み深い12の星座にちなんだブーケをお届けします。
今回ご用意したのは、おひつじ座(牡羊座)のブーケ。
3月21日~4月19日生まれの方が、おひつじ座にあたります。
実は、春の夜空を見上げても、おひつじ座は見えません。
おひつじ座は、秋の夜空で見ることができる星座。
自分の誕生星座が見えるのは、誕生日の3か月から4か月前なんです。
今の季節、おひつじ座は、太陽とともに昼の空を彩っています。
真昼の空が明るくて、すぐそこにいるのに、わたしたちが気づいていないだけ。
他の星座も同じ。
あなたが生まれた季節には、真昼の空から、見守ってくれています。
目には見えないけど、そっと寄り添い、あなたが生まれた尊い季節を祝福してくれている。
そんな、お守りのような存在になってほしいという願いを込めて束ねました。
時代や人によっても異なりますが、現代の占星術の世界では、おひつじ座のシンボルカラーは、一般的に赤とされています。
暖色系のドライボタニカルを中心に、内なるエネルギーを感じられるような色合いのものを選んで束ねました。
何億光年も、気の遠くなるような時間軸を生きている星々。
宇宙のスケールの大きさや、神秘的な雰囲気が出るよう、ユニークなシルエットのものもあしらいました。
夜空の瞬きをイメージして、宿根スターチスなどを散りばめて。
中心には、ひときわ大きく、深い赤が目を惹くアネモネを。
アネモネは、今しか出回らない人気のお花。
この季節ならではの、草花の営みも感じてもらえたら。
「ラッピング有」を選んでいただいた場合は、ブーケが自立するようにお包みします。
そのまま置いて飾れるので、受け取った人もきっと嬉しいはず。
ばさっと花瓶に入れて飾っても素敵ですよ。
贈り物にもぴったりなカードをお付けしました。
おひつじ座の学名は、ラテン語で「Aries(アリエス)」。
Vの字のようなシンボルマークは、羊の角(ツノ)を図案化したものとされています。
おひつじ座を含め、星座って、いつどのようにして生まれたか知っていますか?
星座の起源はとても古く、紀元前3000年頃、古代メソポタミア文明にまでさかのぼります。
夜に見張りをしていた羊飼いや旅人が、星と星を結んで動物や英雄などの姿を描いたのがはじまりだといわれています。
その後、古代ギリシャへと伝わり、詩人たちによって、星座とギリシャ神話が結びついていったのです。
おひつじ座にまつわるいくつかの神話には、黄金の毛をもつ羊が登場します。
ここでは、その中のひとつをご紹介。
「二人の兄妹が、あるたくらみにより、生贄にされそうになった兄妹を助けたのは、天を駆ける黄金の毛の羊。 兄妹は羊の背中に乗って逃げ出すことができました。 しかし、金毛の羊が駆ける速度があまりにも速すぎたため、妹は途中で海に落ち、溺れて死んでしまうのでした。 助かった兄は、感謝の印としてこの黄金の毛の羊を、全知全能の神ゼウスに捧げました。」
他にも、ギリシャ神話の英雄たちが、この黄金の毛の羊の毛皮を求めて冒険をした物語などが伝わっています。
おひつじ座のエネルギッシュで目標に向かって突き進むようなイメージは、こうした神話からきているのかもしれませんね。
星座が古代ギリシャに伝わり、神話との結びつきを強めた後も、新たな星座がどんどん作られました。
多いときには星座の数は100以上になり、人によって星座名が異なることも。
そこで現在は、星座を整理して世界共通の88個に統一されました。
このうち、おひつじ座など、太陽の通り道(黄道)にある12個の星座が、「黄道12星座」と呼ばれ、わたしたちにも馴染み深いものとなっているのです。
赤をテーマにしたおひつじ座のブーケの次は、おうし座(牡牛座)のブーケをお届けする予定です。
おうし座のシンボルカラーは、グリーン。
シックでエネルギッシュなおひつじ座のブーケとは、がらりと雰囲気が変わるはず。
4月20日〜5月20日生まれの方がおうし座にあたります。
楽しみにしていてくださいね。
夜空をキャンバスにして、何千年も前から紡がれてきた、星座の物語。
その物語が始まるよりも、ずっとずっと前から宇宙にいた星たちにとっては、ちっぽけな物語かもしれないけど。
このブーケを飾って、その物語に想いを馳せてみると、自分の生まれたこの季節がもっと愛おしくなるかもしれません。
ゆたかな土に育まれた植物がやさしい風に包まれてドライになる。
時間とともに表情を変えていく自然の色と香りの不思議。
ドライフラワーのもつ、たおやかな美しさとしなやかな存在感をもっと暮らしにとり入れて楽しんでほしいー、
そんな想いから土と風の植物園は生まれました。
日常の中に、自然のかたちが存在する豊かさに触れる場所や、きっかけをつくりたいという想いを込めて商品をお届けしています。
静かに時を経て、<生>から<ドライ>へと姿を変えた花たちをひとつひとつ選び、組み合わせるワクワクをたくさんの方と共有できることを願っています。