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FRAMEは、和紙でできた貼り箱（※）のフレームです。壁にかけて和紙そのものの質感を眺めたり、付属のマグネットで気に入った写真やポストカードを飾ったりと日々の暮らしを彩ります。

単行本がおさまるA5サイズで、80グラムという軽さが魅力。インテリアとしてなにか置きたいけれど、大きくて重いものは部屋に置けないという方にもぴったり。賃貸物件の壁にも飾りやすく、暮らしの中で和紙を「飾る・愛でる」を気軽にします。

FRAMEの中央部分はマグネットがくっつく仕様に。写真やお子さまがかいた絵、ドライフラワーなど、気に入ったアイテムを穴を開けることなく簡単に飾ることができます。縦横どちらの向きでも飾れ、壁に立てかけてもお使いいただけます。

※貼り箱…中芯となる厚紙で箱の形を作り、その表面に和紙などを貼った箱のこと。製造に手間がかかる分、一般的な箱よりも高級感や風合いがあるのが特徴。

FRAMEには、何かになる前の原料、何かになる途中の材料、何かになった後の副産物などを用いた"Native material paper” を使用しています。

漉き込む原料として、木の粉は紙漉き道具を作る職人から、炭は地元の練炭の職人から、砂は砂浜の管理に携わる方から譲り受けました。それぞれの土地で大切にしているものを漉き込むことで、その土地らしさや人のつながりが伝わる和紙が完成。漉き込んだ素材の質感や、和紙の表情をお楽しみください。

また、インテリアに取り入れやすい色味にもこだわりました。暖色に統一し温かみのあるBROWN、ライトブルーがやわらかな印象のWHITE、寒色とのコントラストがすっきりとしたGRAY。お気に入りのカラーを日々の暮らしに取り入れていただけます。

長田製紙所は1909年創業の手漉き和紙工房。主力製品である大判のふすま紙や建築資材の壁紙の技術を活かした商品を作れないかと考えていました。そこで、数々のプロダクトデザインを手がけてきた中井詩乃さんとタッグを組むことで、長田製紙所の強みが活きたFRAMEが完成しました。

「これまではステーショナリー系の和紙雑貨を作ることが多かったので、壁周りに飾るインテリアグッズを作るのは初めて。越前和紙は和紙の壁紙を多く漉く産地でもあります。FRAMEが建築資材と越前和紙の橋渡し役を担ってくれたら」と長田製紙所5代目の長田泉さんは話します。

福井県内の伝統工芸の職人と福井県外を拠点とするデザイナーの協働により誕生した、産地の歴史と技術、そして「これからの伝統工芸のあり方」を感じさせる新しい商品のラインナップが「F-TRAD MADE」です。

この商品を開発した職人とデザイナーをご紹介します。

写真左から

CRAFTSMAN
株式会社 長田製紙所｜長田 泉
1 9 0 9 年創業の紙漉き工場です。手漉き襖紙の老舗として 様々なデザインの襖を手がけてきました。
現在は原料の煮熟から板張り乾燥まで、手作業ならではの 壁紙の製造、和紙雑貨の加工に至るまで一貫製造にこだわり、 多岐にわたる仕事をしています。

DESIGNER
chicai｜中井 詩乃
デザイナー。1 9 8 8 年和歌山県生まれ。
T E R U H I R O YANAGIHARA STUDIOを経て、2017年に独立。
2021年に chicaiを設立。
プロダクトの枠にとらわれず、企画がユーザーに 伝わるまで一貫して行う。

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