とろけるような質感。ドレープが美しいコットンブラウス
細番手の繊細なコットンの生地で仕立てたフリーサイズのブラウスを奄美大島の伝統的な「泥染」で染め上げました。
hatsutokiを代表する定番のツイル素材は夏でも心地よい超軽量素材。軽やかでドレープの美しい織物でありながら、Tシャツのようにさらっと着ていただけるリラックス感のある日常着となりました。
泥染は、奄美大島に多く自生する”テーチ木”を使った伝統的な染色技法。”テーチ木”は島の方言で「車輪梅」のこと。春になると梅に似た白い小花を咲かせます。テーチ木に含まれるタンニン色素が奄美大島の泥田の鉄分に反応し、独特の深い色彩を生み出します。
hatsutokiの[泥染・テーチ染]シリーズは奄美大島、大島紬の染技術を現代に受け継ぐ金井工芸の手仕事によって染め上げられています。
煮詰めたテーチ木の染液が入った桶で職人さんの手仕事で何度も洗い、染めを繰り返し色を重ねます。染液が染み込むと、ずっしりと重みを増す繊維を扱うのはかなりの重労働。夏は工場の中が40℃を越えるそうです。
桶の中で手作業で色を重ねていくので、服の場合は1,2着ずつ染めていきます。それを全て同じ色味に染め上げるのは、とても難しい作業。hatsutokiの製品も色のばらつきや染めムラはその製品と個性と捉え、そのままお届けします。
奄美大島の泥染めの言われは、税金を取り立てに来た役人から、反物を隠す為に、水田に入れたところ。鉄分の多い島の土の成分に反応して、色がついたと言われています。
泥に含まれる鉄分とテーチ木のタンニンが反応して、赤茶色に染った生地がだんだんと黒く変わっていきます。これを何度も繰り返し、赤みのある独特な深みのある黒褐色に染め上げていくのです。こうして、泥染めの美しい色は生み出されています。
金井工芸を担う職人の金井さん言葉がとても印象的でした。島の土の中に多く含まれる鉄とテーチ木の色から偶然に生まれた泥染の技法を未来に繋ぐ。力強く、深みのある色からはそんな意志の断片を感じさせてくれます。
hatsutokiの顔とも言える定番素材[twill]。一番の特徴はなんといって糸の”細さ”です。この糸が紡ぎ出され、染め、織る為には全ての工程で職人の技術や工夫が必要とされます。
細い糸を作り出すには、繊維長が長い良質な綿(わた)が必要でさらにその中でも選りすぐりの繊維一本一本が長くしなやかな綿を使います。長い繊維で紡績された糸は表面に毛羽が出にくくなり、糸自体もシルクのような光沢を持った表情になります。
hatsutokiストアでは贈り物のラッピングを承っております。
特別な人へのプレゼントに、ぜひご利用ください。
*セール商品はギフトラッピングの対象外です。
*アクセサリーは専用の貼り箱が付属しますので、箱にリボンをかけるのみの対応となります。あらかじめご了承ください。
閲覧環境により、商品の色味や素材感などが実物と異なって見える場合がございます。予めご了承ください。
原料のテーチ木をチップにして煮出します